研修医が病院選びで大学病院を選ぶメリットとデメリット

大学病院を選んだ研修医は、ハイリスクハイリターン

大学病院と市中病院とでは病院の規模や特色が異なるため、研修医が受ける影響も変わってきます。基本的に大学病院は、高度先進医療を学ぶことができるというメリットがあると言われていますがそれ以外にもたくさんのメリットを感じることができます。研究や教育機関という役割を担っているので、当然研修医も充実した環境の下で研修を受けることができます。市中病院の場合は診療中心となりますが、主に研究を行っているので最先端の医療に携わることができます。

また、特殊な疾患の対応が多く、稀な症例に携われる可能性があります。1つの症例に対してじっくりと学ぶことができるので、特定の分野を究めたいという人には最適な環境かもしれません。先輩から教えてもらえる可能性もありますし、教育的な雰囲気を持つ病院なので、そういった点も大学病院を選ぶメリットになるはずです。

このように、大学病院にはたくさんのメリットがありますが、その反面で市中病院の方が優れているという点もあります。例えば、特殊な症例があったとしても、その症例に必ずしも携わることができるかというとそうではありません。医師や研修医、学生等の人数が多いため、1人あたりが経験できる数は市中病院の方が多いのです。

1回の症例で多くのことを学びたいという人には良いかも知れませんが、体で覚えたいという人には大学病院は不向きだと思います。また、研修医の数は病院によっては数百名単位になることもあります。当然人数が多ければ多いほど、人間関係が複雑になり、仕事以外でのストレスを感じる原因にもなってしまいます。

各病院の特色や傾向を考慮して、自分に合った病院を見つけることが大切です。何を重視して病院を選ぶのかを優先的に考えると、自分が求める病院かどうかが見えてきやすいはずです。医師転職サイトからの情報を参考にしながら、後悔のない病院探しをして、今後に役立てられるように、成長できるようにしていきましょう。

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