辞意表明の順番を間違えればアウト

退局したい医局員は教授や上司を敬い、順序立てた辞意表明を！

医局を辞めるなら、まずは周りのスタッフに伝えることからスタートです。同僚はもちろん、日頃お世話になっている上司にも退局の意を伝えなければいけません。ステップを踏まずに直接教授に伝えるというのはタブー。上司の立場もありませんし、教授にも悪い印象を与えることになります。また、上司の機嫌を損ねてしまい、余計に医局を辞められない環境になってしまうこともあります。

実際に、上司に相談をしていたのに、いつまで経っても教授に伝えてくれないというケースもあります。上司とのコミュニケーションを密に取っておかないと、退局できないように仕向けられる可能性があるということです。順序立てて医局を辞める準備を整えることが、上司にも協力をしてもらえる環境を作ることに繋がるはずです。

どれだけ苦手な上司の存在があるとしても、退局をするまでの辛抱だと思い、しっかりとした対応を心掛けておきましょう。上司の性質によって先生への接し方や態度は異なりますが、止められるか、威圧的になって怒られるかのどちらかだと思います。「辞めるのか。」とすんなり理解を示してくれることはないので、上司の了承を得るという段階でもある程度の時間が必要です。

少しでもスムーズに退局するためには、上司との繋がり方を考慮する必要があります。雰囲気を悪化させないようにするには、先生自身が感情的な部分を見せず、どんな状況になっても頭を低くして対応することが大事。例え理不尽な言葉をふりかけられたとしても、「今を乗り越えれば」という精神で時が過ぎるのを我慢することです。

上司からの了承を得てから、教授まで伝えることで、教授が「●●君が退局すると言ってきたが……」と上司に伝えたとしてもうまく対応してくれるはずです。そんな話は聞いていないとなると、上司の逆鱗に触れることになり、自分の居場所を無くしてしまう原因にもなってしまうでしょう。ステップを踏んだ意思表明が、穏やかな退局に繋がります。

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