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退局後、先生を採用してくれる病院はちゃんとありますか?

退局後、先生を採用してくれる病院はちゃんとありますか?

最終更新日:2014-09-11 14:49:28

仮に退局ができる環境が整っていたとしても、退局後先生が働ける環境を用意していなければ、自分だけでなく家族にも不安を与えてしまうことになります。退局を決意したなら、自分自身で転職先を見つけることが大切です。

関連病院や医局員としてのコネクションは使えないと思った方が良い

医局に属しているなら、様々な病院とのパイプラインがあり、いろいろな医療機関で働くコネクションがあります。しかしそれは医局員だった場合の話。一歩医局から離れてしまうと、医局と関連している施設には当然転職するのはできませんし、万が一転職ができたとしても、医局側からの嫌がらせを受けてしまう可能性が非常に高いと考えられます。

関連病院への転職が難しいとなると、後は自力で転職先を見つけることになります。親族や知人などで口をきかせてくれるケースもあるかもしれませんが、そうではない限りは先生自身が一から転職先を探すことになるでしょう。医局から初めて外に出るのですから、不安や疑問を抱えるのは当然。転職先選びで失敗してしまうと、せっかく大変な思いをして医局を離れたことも意味のないものになってしまうかもしれません。

医局を離れてからの転職活動で有効なのは、医師専門の転職エージェントです。いくつもの病院と取引をしているため、しっかりとしたパイプラインがあります。医局との関連病院はほんの一握り。先生が働ける環境はたくさんありますし、キャリアのある医師であれば、のどから手が出るほど欲しいと思っているところはたくさんあります。

ただでさえ医師不足が懸念されている今なので、医師の転職は売り手市場と言えます。視野を広く持つことで、医局にはない魅力の詰まった病院、先生の力を発揮しやすい環境が整った病院などはたくさんあるもの。相性の良い病院を紹介してくれるのも、転職エージェントの強みです。

医師の転職エージェントは、いくつも運営されていますが、見極めるポイントとしては、求人数と取引実績です。良質な求人のみを提案してくれるところ、さくら求人がほとんどで、ほぼサポートが皆無というところなど、いろいろな転職エージェントが実在しています。サイト選びで失敗しなければ、先生の転職も必ず成功するでしょう。


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医局を辞めるためにやるべきことの関連記事

手ごわい医局側と真っ向に勝負しては勝ち目がない

医局を辞めるのは先生にとって一大決心。何もかもが初めてのことばかりで、何から手を付けて良いのか、どういった対応をすればいいのかが分からないと思います。医局側に丸め込まれないようにすることが大切です。

医局を辞めるなら病院内の事情や動向を把握すること

医局を辞めると決めたなら、周りとの関わりを大切にして、より退局しやすい環境を整えることが大切です。自分だけでは入手しにくい情報は、転職エージェントなどを用いて確認しておく必要もあります。

医局を辞めたい相談は、医師転職サイトへ

医局を辞めたいと決意したなら、先生一人であれこれ考えるよりも先に、相談することが大切です。ただ、同僚や上司などには相談しにくい内容でもあり、結局相談しないままというケースも少なくありません。

「無責任だ」と言われても、実際は無責任ではない

1人でも多くの医局員を確保するために、医局側はあの手この手を使って医師をやめさせようとはしない対策を取ります。あめとムチを使い分けることも、または圧力をかけて萎縮させることも。どんな状況になっても、屈しない強い心が必要です。

家庭を持つ医師が退局に向けて通らなければいけない道とは

退局を希望するのは、独身の若い医師よりも30代、40代のキャリアを積んだ医師の方が多い傾向があります。30、40代になると家庭を持つ人が多く、独身の医師とはまた違った配慮が必要になります。

辞意表明の順番を間違えればアウト

医局を辞めるという旨を伝える際には、しっかりとステップを踏むことが大切です。順序を間違えてしまったばかりに、大きなトラブルに発展した、退局できなかったというケースを発生させないようにしておきましょう。