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最終更新日:2014-09-11 14:49:28
退局を希望するのは、独身の若い医師よりも30代、40代のキャリアを積んだ医師の方が多い傾向があります。30、40代になると家庭を持つ人が多く、独身の医師とはまた違った配慮が必要になります。
退局するにあたって、ぜったいに味方につけておかないといけないのは家族です。特に夫婦間での話し合いは密に行い、配偶者が納得するまで自分の意志を伝えることが大切です。「辞めると伝えたら、うるさそうだから」などという理由で、配偶者に相談をしないまま退局活動を進めていると、万が一のときに大パニックになってしまいます。
場合によっては自宅に電話をし、家族に確認を取るケースもありますが、「今初めて聞きました……」という状況になってしまうと、医局を辞められないだけでなく、家庭崩壊にも繋がってしまう危険性があります。例えどれだけ反対されたとしても、配偶者が理解してもらえるまでは話し合うことが大切でしょう。
また、必ず問題になってくるのは「医局を辞めた後はどうするのか」という点。例え医局を辞めることができたとして、その後はどうするかというビジョンがしっかりとできていないと、家族を不安にさせてしまうことになります。医局を辞めてからどうするつもりなのか、既に転職先が決まっているのかなどを、しっかりと家族に伝え、納得をしてもらう必要があります。
家族を味方につけることで、退局について自宅に連絡があったとしても協力してくれますし、より辞めやすい雰囲気を作ることができます。「家族の介護が必要になった」ということを退局理由にする先生もいますが、家族に伝達できていないと、先生が思い描いているストーリーは崩れてしまうことになってしまうでしょう。
急に「退局することになったから」では、家族の負担が大きすぎてしまいます。家族からのサポートやフォローがあってこそ、スムーズに退局できるものです。まずはどんなビジョンを思い描いているのかを伝えることからスタートするのが、家族を持つ医師の退局の第一歩になります。
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医局を辞めると決意したら、申し入れる時期を検討することが大切です。「退局したい」と感じてすぐに退局の意志を伝えるのは、不利になってしまう可能性もあります。しっかりと時期を見極めることで、退局しやすい環境を作ることが可能です。
1人でも多くの医局員を確保するために、医局側はあの手この手を使って医師をやめさせようとはしない対策を取ります。あめとムチを使い分けることも、または圧力をかけて萎縮させることも。どんな状況になっても、屈しない強い心が必要です。
仮に退局ができる環境が整っていたとしても、退局後先生が働ける環境を用意していなければ、自分だけでなく家族にも不安を与えてしまうことになります。退局を決意したなら、自分自身で転職先を見つけることが大切です。
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